やり切ったスタッフからの熱い思い Rev 0.30
〜 多摩区総合防災訓練に取り組んで 〜
ページ:  -1- | -2-

image 防災訓練《受付訓練…総務班》
総務班 久保田 元夫

1)受付役割・受付手順
  • 受付人数…計5人(総務班3名・西三田団地住民2名)
     役割…受付案内 2名(記載台へ誘導・避難所利用カード記入助言)
       …受付受理 3名(記入事項の確認と地区別分類〉

  • 避難所利用カード 1人1枚毎に必要事項記入していただく
     本部用欄に→ 名前・世帯主名・住所・電話・年齢など記入
     本人用欄に→ 名前・世帯主名・留意事項など記入

  • 受付の流れ
     避難者→記載台にて氏名など避難者利用カード記入後→受付台へ
     受付台にて→記載事項確認(不備の場合は訂正・再記入していただく)
     →本部用紙片のみを地区別分類箱に入れていただく
     (地区別 三田1丁目・三田2丁目・東三田・その他地区)
     →本人用紙片は本人に、首掛けストラップと一緒に渡す
      《避難所内に居る間は、ストラップは外さない》
     受付後、避難者の人達は三々五々、啓発ブース・防災アトラクションなどへ向かう。

2)反省・留意事項
  • 当日は幸いにも好天に恵まれ、防災訓練としての、受付受理は大きな混乱〜トラブルもなく、概ね対応できていた。
    そのなかで、切り離した本部用利用カードを、避難者による地区別分類箱への投入が手際よくできなかった。

  • 実災害発生の際(災害規模にもよるが)当避難所に駆け込んで来る人が多数の場合、受付台での混雑が想定される。
    従って、そのような状況になった際は、本部用紙片の地区別箱への投入を一時やめて、受付受理員が一時保管。
    その後受理員が地区別避難者人数をカウントし、情報班に報告

  • 実災害時の際の受付要員として
    受付案内…4人以上
    この初期の時点で、体調不良と思われる人に対しての、声掛けが重要。その一声により、受付処理〜救護班の対応が、スムーズになる

    受付受理…5人〜6人位は必要かもしれない
    (救護班・環境衛生班との連携が特に重要)
    救護班→負傷者、要介護者、障害者、妊産婦等々の対応・受入れ
    環境衛生班→ペット類の対応・受入れ、などにおいて連携する
    (受付要員人数は、救護班・環境衛生班との摺り合わせ必要)

  • 避難所利用カードには、1人につき各1枚記入していただく 子供連れ避難者の中で、歩ける幼児に対しても、1人としてカウントし、独立したカードに記入していただく。 (実災害時は、避難所内外の混雑が想定される⇒⇒迷い子対策も兼ねて必要)

  • 被災者滞在が長引く場合の対応 避難所受け入れ開始から、3〜4日(?)後に、避難世帯登録カード(様式NO7)を、提出していただく

 今回は、負傷者・障害者・要介護者等々への声掛けの機会やペット同伴者も見当たらず、他班との連携あるいは連携をめ要請することもなかった。
しかし実際に災害発生ともなれば、さまざまな被災状況や健康状態の人々、ペット同伴・自動車での来館等々多岐に亘ることが予想される。従って、避難者受付案内での初期段階対応を、丁寧にやっていきたい。
(総務班)H30・2・14


image 多摩区防災訓練に参加して
食糧物資班 齋藤 純二

食糧物資班の本来の役割は、アルファ米の炊出しを行い被災者に提供することであったり備蓄物資の搬出搬入の記録による在庫管理を行うことです。

今回の防災訓練では、避難所としてどのような物資が常備されているか知ってもらうため備蓄倉庫の見学やプライベートルーム、初期消火ホースキット、バルーン投光器など実物を見てもらうため展示を行い物資の紹介をしました。
また、避難所開設時には頻繁に行われるであろうリレー形式による物資運搬作業の体験を防災訓練参加者と一緒に行いました。

備蓄倉庫の見学や展示物資の見学には、合わせて50〜60名の方に興味を持って頂きました。文字や言葉では知っていたものが実際展示されたものを見て感心されている方もいらしたり、こんなものも備蓄物資にあるのかと感心する方もおられました。

また、アルファ米や飲料水といった生活には大切な物資も展示していたのですが箱が積上げてあるだけだったので地味な存在になってしまい紹介ができませんでした。

遅ればせながら紹介しますと避難所で用意されているアルファ米、飲料水などは地域全員分はありません。家が全壊や全焼して家のものが使用できない避難者の分しか備蓄していません。アルファ米は水が無いと炊出しはできないためクッキーのようなすぐ食べることができるものを備えて置くことが大切です。
・・・というような啓発?も出来たので残念でした。

物資運搬作業では、一般参加者5〜6名と生田中学校野球部の生徒さんと一緒に リレー形式でアルファ米と飲料水の運搬を行いました。飲料水はかなり重量が有りましたので一般参加者は大変だったと思いますが中学生の力強さには感心しました。 参加された方には感謝申し上げます。

今回の防災訓練は食糧物資班の本来の役割とは少し違っていましたが、備蓄倉庫の紹介や物資の紹介を通じて参加者と話をすることができたのが良かったと思います。(まだ足りない部分は多くあったかと思いますが)
以上


image 多摩区総合防災訓練に参加して
  《有料老人ホーム 来倶楽部生田》

介護支援専門員 須山 了充

 今回参加された方に体験していただくテーマは「誰もが簡単にできる介護」としました。難しい状態の人の介護方法は、傍目からは同じ事を行っているように見えるだけで、違う介助を実は行っています。介護されている人専用の介助方法になってしまうのです。介護について判らない人には大変難しいものとなります。変な介護をして、お互い怪我をするのでは本末転倒です。災害時の中でも難しい人は専門家に任せるか、方法を聞いてから行ってって欲しいと感じました。

 「起上り・立上り・歩行」に焦点を絞りました。理由は、人がより多く行う動作なので、それだけ介助の場面も多いと思ったからです。具体的には、

・「楽して床から起上り、立上がる方法」
  1. 楽な体の動かし方を写真で見て頂く。
  2. 実際に体を動かして頂き、普段行っている動作より楽に行えることを体感して頂く。
  3. その動作内での介助方法をお伝えし、更に楽になることを体感して頂く。

・「楽して椅子から立ち上がり、歩行を補助する方法」
  1. @・A・Bは一緒。
  2. 体を支えながら一緒に歩くときのポイントを伝える。

を、どちらか選んで体験して頂くことにしました。

 一般に介護というと、介護する人が一方的に頑張るイメージがあると思います。それだと、介助する人は体を壊し、介助される人は何も出来ない人になってしまいます。起上る・立上がる・歩く、それぞれの動作を力を合わせて一緒に行う、という事を感じて頂けたらと思い、このようにしました。

感想

 正直 閑古鳥が鳴いて、殆どきて頂けないのではないかと思っていましたが、説明や実践をしていると、ほぼ毎回10人位の人だかりが出来て、興味ある人が体験しに来るの繰り返し。何人に体験していただいたかわかりませんが、終わる頃、私は声が枯れていました。

防災訓練に参加されたかなりにの方が見ていってくださっているように感じました。

 以上、私自身が思い考えたことを、つたない文章では在りますが、書かせていただきました。介護職として地域のイベントに参加するのは初めてで、大変楽しい時間を過ごせました。異動の為、施設としての参加は出来ませんが、何かお力に成れそうな事が在りましたらご連絡下さい。


image 【番外編】多摩区役所 衛生課

多摩区役所 衛生課 佐竹です。

11月の訓練では大変お世話になりました。
いろいろ勉強になり、また、楽しい準備の日々で本番も大変でしたが、楽しく、思い出のある訓練になりました。
また、ご協力もいただきありがとうございました。

そういえば、2月4日日曜日に生田大橋あたりをうろうろしていたのですが、豆まきの行事らしき音声が聞こえてきました。神社でやっていたのでしょうか。
楽しそうでいいですね!
→ 当日の会場風景 |  このページの閲覧方法 |  → 資料ページに戻る | 

updated on June 21, 2018/h.Yuji
Rev 0.30 2018/06/21 ji: 追加もれだった感想を挿入、(有料老人ホーム 未来倶楽部生田 介護支援専門員 須山 了充氏) Rev 0.20 2018/02/15 ji: 食糧物資班 感想 added Rev 0.10 2019/02/14 ji: page 2 新設 updated on February 14, 2018 // -->