2020年 活動レビュー Rev 0.11
2020年度 第1回会議はこの「課題レビュー」に沿って進め、合意形成を図るのが能率的と思います。(2020.7.17 山吉)           (参考)オリジナル文書 PDF(2020/07/18)

レビューT

2019年度 第7回運営会議(2020.2.15 開催)議事メモの「議題 2 の1と2」がコロナ禍で実行できない状態になっている。即ち、

議題2 マニュアル 2019年度版の編集
  1. 突発的発災時の初動についてのマニュアル
  2. 行政の閉庁時(休日、夜間等)我々避難所運営会議委員を中心に可及的速やかに避難所を開設する必要がある。その場合の作業手順を付記のごとく成文化、決定した。時に臨んで、即、実行できるよう日頃から熟知を徹底することとした。

  3. 各班マニュアル
  4. 各班からマニュアル案が出そろったところで学校事務局の協力を得て 即応性、構成、文体などの統一性を確保し、次回会議(3月14日)に提案 する。

付記

突発的発災時に於ける避難所運営会議の初動原則

2020.2.15
2019年度 第7回 生田中学校避難所運営会議

行政の避難所開設機能不全の場合、当会議は次の通り行動する。
  1. 避難所運営会議委員は生田中学校特別創作センター正門前に集合する

  2. 指揮系統を確立するため委員、ボランティア等複数人をもって暫定的に避
  3. 難所運営会議(委員長、副委員長、総務、情報、救護、環境衛生、食料物資の各班長、班員、学校事務局)を編成する。その後、適宜再編成する。

  4. 防災倉庫の鍵保持者(磯野委員長、山本総務班長又はその代行者)と各班員はスターターキットを集合地点に搬出する

  5. 委員長(正規又は暫定)は体育館と創作ンターの建屋の安全性を判定する
  6. 創作センターが危険判定の場合、体育館格技室をその代替施設とする。

  7. 委員長は体育館、創作センター及び避難者待機所(校庭)の開設準備を指示する
  8. 以後、委員長の常駐位置は体育館とする。

  9. 各班はスターターキット内のマニュアルに則り行動する

  10. 情報班は表示板を設置し、避難者を待機場所(校庭)へ誘導する
  11. 適宜、避難所開設の準備状況等の情報を待機者に提供し理解と協力を求める。

  12. 救護班は避難者待機場所(校庭)に救護所用スターターキットを搬送し救護所を開設し、傷病者に対する応急処置を施す

  13. 総務、情報、食料物資班、環境衛生班は体育館に避難者収容所の開設準備を行う
  14. 準備完了次第、委員長に報告する。

  15. 救護班は創作センターに救護所の開設準備を行う
  16. 準備完了次第、委員長に報告する。

  17. 委員長は施設の準備完了報告を受け、避難者の受付開始を指示する

  18. 創作センター 2階会議室に生田中学校避難所運営会議の本部を置く

  19. 行政機能正常化の段階で行政主導の避難所運営に移行する

レビューU

2020年度 マニュアルの編集方針(考え方)について

3月14日予定していた 2019年度最後の会議が中止となったので、改訂作業を 2020年度に持ち越すこととした。マニュアルの改訂・編集に当たっては委員全員で編集についての考え方を統一する必要がある。そのため、下記通知書にて 2020年度 第1回会議では下記「生田中学校避難所運営マニュアルの編集について(案)」をたたき台に討議することとしました。  
 

生田中学校避難所運営会議委員の皆様へ

2020年3月8日
生田中学校避難所運営会議
委員長 礒野清

 日頃は避難所運営会議の活動につきましてご尽力賜り誠にありがとうございます。
ご案内のようにコロナウイルス感染防止が叫ばれており 3月14日(土)開催予定の 2019年度最後の運営会議を中止させていただきましたが、課題でありました「避難所運営会議マニュアルの改訂」にきましては 2020年度の会議に持ち越すことと致します。

 つきましては 2020年度 第1回会議ではマニュアルの改訂方針について話し合いを行い、共通の認識の上に立って作業を行いたいと考えます。たたき台として別紙「生田中学校避難所運営マニュアルの編集について(案)」を作成いたしましたのでご検討ください。

 尚、次回会議の開催日に関しましては状況の推移を見て決定いたしますので宜しくご協力お願いいたします。

 

別紙

生田中学校避難所運営マニュアルの編集について(案)

2020.3.3
生田中学校避難所運営会議

 大地震発災直後の生田中学校避難所の状況を下記のごとく想定し、これについて全員が共通の認識をもって 2020年度版「生田中学校避難所運営マニュアル」の編集に当たることしたい。

 マニュアルは発災直後用の「避難所開設準備編」と避難所開設後の「運営編」と、これら二編の「解説編」から成る。前二編の記述は読んで直ぐ実行すべき作業手順のみを記す。これ等作業手順に関する説明は解説編に記す。

記(避難所開設時の想定)

  1. 生田中学校避難所の開設、運営の主導責任…序列(川崎市マニュアルによる)
  2. 1行政(多摩区災害対策本部)、2 施設管理者(学校)、3 避難所運営会議

  3. 避難所運営会議の役割
  4. 行政、施設管理者が主導し得ない場合には避難所の早期開設の観点から運営会議がその役割を担う。その判断は発災直後、上記三者が特別創作センタ−正門前に集合し点呼した時点で行う。その後、状況変化に合わせ変更する。

  5. 突発的発災時の状況…想定
    1. 避難者
    2. 1)生田中学校避難所域内の 17町会・自治会の会員
      組織された町会・自治会員は一時避難所に於いて生田中学校避難所への避難を必要とする者を選別し、隊伍を整え避難所へ来る。

      2)17町会・自治会会員の単独行動者、町会・自治会未加入者、域外者
      概して避難所利用ルール不徹底で、往々にして防災意識低く、無秩序な行動をとる可能性もある。早い時期に避難して来る可能性が高い。避難所開設応援要員の有力候補。

      3)要援護者(傷病者、老齢者、妊婦、乳幼児等)…救急即応を要す。

      4)ペット同伴者 5)自家用車利用者

    3. 避難所開設・運営担当者
    4. 1)行政
      @開庁時
      危機管理担当は区内避難所 13箇所の対応も含め災害対策本部業務多忙。個々の避難所の開設作業の直接関与は困難。

      A閉庁時
      危機管理担当自身=被災者。災害対策本部中枢業務優先。個々の避難所の開設作業の直接関与は困難。近隣在住の市役所職員が応援要員として集合するといわれているが非公表で責任能力不明。

      2)施設管理者(学校)
      @ 開校時 生徒の安全確保作業が優先する。

      A閉校時 自身が被災者。避難所開設作業参加まで時間を要す。

      3)避難所運営会議 近隣住民の委員は自身並びに家族の安全確認後、特別創作センター門前に集合する。委員複数人にて応援要員を含む複数人を指揮して避難所開設作業を行う。

    5. 避難者収容施設
    6. 1)避難者待機所(校庭)=最優先開設施設
      傷病者用応急処置所、仮設トイレ併設


      2)体育館
      @体育館本館(エリア内 17 町会員用収容施設)
      A格技室(17 町会以外の避難者用施設。但し、創作センター利用不可の場合はその代替施設となる)

      3)特別創作センター(要援護者の収容施設)
      4)特別創作センター前庭(ペット係留場所)

    7. 環境条件 気温、風雨、降雪、停電等劣悪なる環境を想定
    8. 早急なる開設を要す。

  6. 確保すべき避難所の環境
    1. 安全、安心、快適
    2. @ 収容施設
      1. 耐震安全性確認
      2. 危険物除去
      3. 照明
      4. トイレット
      A 防犯 避難者の登録制=入所者タグ必携 管理の徹底
      B 気温湿度 室温 換気管理 毛布配布
      C 給食、給水
      D 情報…収集、集計、分析、報告、広報(適宜・的確→安心、秩序維持)

    3. 衛生
    4. @ 土足厳禁
      A ペット入室厳禁
      B 必需品の確保(生活用水、衛生用品)

    以上

異常事態対応

 新型コロナ禍という異常事態の中、救護班 寺澤班長からの提案で、有志にて小打合せを持った。概要は下記小打合せメモ 20206.26 の通りである。特に、行政機能不全時に於いて、避難所開設準備完了までの間(約 2時間)、当運営会議にとって大切なのは避難者を待機場所へ誘導し秩序維持を図る初動対応である。そのため「生田中学校避難所開設の初動『誘導・待機』について(案)」を記した。次回会議における検討事項としてに加えていただきたい。

生田中学校避難所運営会議 小打合せ会メモ

2020.6.26(金)13:00 於創作センター会議室
出席: 礒野、小沼、山本、平林、寺沢、飯塚、須長、丸山、山吉 区危機管理 堀川、石井(新任)、鈴木

目的 COVID-19禍による 2020年度運営会議開催延期の状況下、有志集いて、感染症流行時の対応策をマニュアルに反映すべく課題の整理を行った。

行政から風水害時の緊急避難場所運営マニュアル多摩区版、風水害時の避難所体制、特別創作活動センターレイアウト図の説明あり。2020年台風 19号の避難実体(避難者 8000名)から、今後、避難所開設時に運営会議の協力を要するとの説明があった。従来のマニュアルは震災対応中心であったが、考慮を要する。

課題1 避難者、運営委員双方の安全確保のため必要な備品を充実すること。
要補充リストは寺澤救護班長からが提示された。行政は可及的速やかな検討と対応を行うことを要する。

課題2 待機(運動場)、受付(体育館)、収容(体育館、創作センター)の各段階での避難者への応対マニュアルの整備と教育訓練を要する。特に、受付前の避難者の運動場への誘導、待機、秩序維持は重要課題である。

課題3 収容能力再検討(ソーシャル ディスタンシング対応)
1)風水害時 受付;創作センター非常口
選別; 感染者、要援護者、健常者
収容; @感染者…創作センター美術室
    A要援護者…特別創作センター和室
    B健常者…創作センター機械室

2)震災時 待機場所(運動場)・避難者の待機場所への誘導
・待機場所での避難者の秩序維持
・選別 @感染者、A要援護者、B健常者

@感染者、A要援護者:
 受付 創作センター非常口
 収容 創作センター(救護班マニュアルによる)

B健常者:
 受付 体育館南入り口
 収容 体育館・レイアウトの新規設定 ・間仕切り用具 準備と活用

尚 自動車による避難者、ペット同伴者の受付、誘導、収容は別途課題となる。

課題4 台風 20号時の生中避難所の避難者の住所年齢性別等、属性につき実態把握ができていない。実態把握は管理対象の絞り込み、事前対策(広報、訓練、運営協力)に必須。

課題5 2020年度運営会議委員名簿の確定 → 人事異動の反映、班別組織の再編成

決定
  1. 次回2020年度第1回生中避難所運営会議では昨年度からの懸案課題である「生中避難所運営マニュアルの編集について」の考え方 に本日の論点を反映し審議する。

  2. 次回会議 日時 2020年8月1日(土) 10 時〜 於創作センター会議室

 

生田中学校避難所開設の初動「誘導・待機」について(案)

2020.7.7
生田中学校避難所運営会議 山吉
  1. 大震災発生時の避難者の行動 想定
  2. 倒壊等で自宅を失い、近隣住民同士の共助活動でも避難先の確保ができない被災者は中学校正門前〜創作活動センター入口付近に三々五々集まってくる。開設準備作業が完了し受付が開始されるまで、避難者は運動場で待機する。

  3. 避難者の態様想定
    1. 避難者の居住地域分類
    2. 1)当避難所エリア内 17町会・自治会の会員で日頃から防災活動に協力的な避難者。町会、自治会組織の共助活動の後、当避難所へ避難するので避難所到着は遅くなる。
      2)同上エリア内の町会・自治会員なるも単独行動する避難者。
      3)同上エリア内町会・自治会に未加入の避難者。
      4)同上エリア外からの避難者。

    3. 避難者の健康状態による分類
    4. 1)感染症者
      2)その他病人
      3)怪我人
      4)妊産婦
      5)高齢者等要援護者
      6)健常者

  4. 避難所開設担当者(行政、施設管理者、避難所運営会議委員、ボランティア委員)の作業とその担当班
    1. 避難所の開設準備作業
    2. 1) 体育館(健常者用)… 総務班、環境衛生班、食料物資班
      2) 創作活動センター(要支援者用)…救急救護班

    3. 避難者の誘導と待機要請(誘導標識設置、説明板設置、指示、説明)
    4. 1)生田中学校正門前への誘導 …情報班
      2)学校正門の開門と避難者待機場所(校庭)への誘導…情報班
      3)収容施設の準備状況、救急救命処置等の説明と待機要請…情報班
      4)感染症者、発熱者の発見と隔離措置 …救急救護班

    5. 救急救命処置と隔離、収容すべき傷病者、高齢者等要援護者を創作活動センター入口へ誘導(早期実行が望ましい。)…救急救護班

    6. 体育館避難所の受付準備完了後、避難者を受付へ誘導…情報班

  5. 避難施設と避難対象者

  6. 創作活動センター
  7. @感染症者
    Aその他の病人
    B怪我人
    C妊産婦
    D高齢者等要援護者

  8. 体育館本館
  9. E健常者(17自治会所属の避難者)

  10. 体育館格技室
  11. E健常者(17自治会以外の避難者)
  • 上記初動想定を共通認識とし組織編制、運営マニュアルに反映する

  • updated on July 28, 2020/h.Yuji